好きでお付き合いをしているはずなのに、なんだかいつも恋人の顔色をうかがってばかり。
デートも「イライラしてないかな」「こんなこと言ったら怒るかな」と相手を気にしてばかりで、楽しめていないということはありませんか?
恋人と対等な立場にいられない状況ならば、それはフキハラをされているからかもしれません。
今回は恋人間で起こるフキハラと解決方法についてお話していきます。
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これってフキハラ?恋人の機嫌をいつも気にしていませんか?
いつの間にか、恋人と会う時にビクビクしていたり、顔色をうかがってしまっていませんか?
「思いやり」や「気遣い」のつもりでも、なんだか違う気がしているのではないでしょうか。
最近よく聞く「フキハラ(不機嫌ハラスメント)」という言葉。
「ひょとして?」と感じているのかもしれませんね。
恋人が不機嫌でいることが多いのなら、要注意かもしれませんよ。
フキハラをされているのかどうかわからない
フキハラを自分がされているのか、気にしすぎなのかと分からないと思っている人も少なくありません。
誰しも感情があり、ちょっとムッとするようなことはあります。
よほど人間ができた人でない限り、苛立ちや怒りは感じるでしょう。
それは普通のことだと分かっているから、フキハラなのか判断が難しいと思います。
誰かにはっきりと「それはフキハラだよ」と指摘されればハッとすることもあるでしょう。
しかし、あいまいな感情を含むために判断は難しくなってきますね。
フキハラをされていて、「フキハラかどうかわからない」という人には共通している特徴がいくつかあります。
このような特徴に当てはまる人は、フキハラをされても「自分が悪いから」「私さえ我慢していればいい」と思ってしまうので、判断が遅れがちになります。
あなたはこのような特徴に当てはまっていないでしょうか?
フキハラをされた私の体験談
では、実際に私がフキハラをされた時の体験談をご紹介します。
フキハラを受けている時「これはおかしい」となかなか気づきにくいものです。
実際に私がフキハラをされたとき、はじめは気づきませんでした。
どのようなことが私に起こっていたのかお話をしていきましょう。
フキハラのはじまり…なんだかおかしいと気づくまで
20代の頃、お付き合いしていた人が、感情の起伏が激しい人でした。
付き合い始めは、お互い猫をかぶっていたので気づきませんでしたが、だんだんと「怒られてる」と思うようになります。
私とは全く関係のない彼の職場のイライラを私にぶつけられるようになったのです。
うまく仕事が進まない日や仕事でトラブルが起こった日は、いつもイライラとしていました。
私の知らない業界の仕事をしているので、話をされてもほとんど意味は分かりません。
なんとなく「思うようにいかなかったんだな」「腹がっ立ったんだな」と推測ができる程度。
ふんふんと話を聞いていると、だんだんとボルテージが上がっていき、怒鳴られはじめます。
あたかも私が仕事でミスをしたかのようです。
私はだんだんと彼といることが苦しくなりました。
すると、彼はもっと自分の怒りを私にぶつけるようになってきたのです。
「買い物に行った先の店員のが要領が悪くて時間がかかりすぎた」「有料駐車場にいたら、掃除業者に文句を言われた。」「自分の兄弟が文句ばかり言ってくる」
そんな話題からどんどん怒りに火がついて、「クソむかつく」「ふざけるなカスが」「バカばっかりが」「〇ねばいい」と汚い言葉で怒鳴り続けます。
それは1時間近く続くこともありました。
はじめは「ストレスがたまってるのね」と思っていましたが、だんだんと自分が悪いことをしたような気分になっていくのです。
だんだんと彼の機嫌を伺うようになり、自分といる時は不機嫌な要素がないようにと、細心の注意を払うようになりました。
なるべく気に入った飲み物をストックして置いておき、話題はなるべく彼が好むものを選ぶ。
テレビのチャンネル権はすべて彼。
不機嫌になりそうな話題や物はなるべく目につかないように排除。
彼の行動を先回りして準備をして、過不足がないようにしておく。
そうやって、なるべく彼の怒りの導火線に火がつかないように、過ごしていたのです。
なんだかおかしい!私はサンドバックなの?
だんだんと怒鳴られる頻度が増していき、一緒にいる時は息をひそめるように機嫌をうかがうようになってしばらく経ったある日。
「なんでこんなに私が理不尽に怒鳴られる必要があるんだろう」と気づきます。
よくよく考えてみれば、彼の機嫌を取るために自分をずいぶん犠牲にしています。
「恋愛ってもっと楽しいものじゃなかったけ?」
そう思ったときに、私は彼は私をサンドバックの代わりのように扱っているんだ!と気づきます。
全く私が受け取る必要のない彼の怒り。
ぶつけられすぎて感覚がマヒしていたのでしょう。
関係を改善する必要があると気づいたときには、心はすっかり疲れ果てていました。
フキハラの結末
私は「彼の怒りや不機嫌はもう受け取らない」と決めました。
同時に、怒りをまき散らしだしたら、その場から去るか、「私に怒っても困るんだけど」というようなことを言うようになりました。
彼は「思いやりがない」「人の話を聞かない冷たいやつだ」と私を批判しましたが、次第に冷静になっていったように感じました。
だんだんと私に怒る回数が減り、穏やかな時間が過ごせるように。
しかし、それまでに受けたフキハラが私のトラウマになってしまい「いつ怒鳴られるか分からない」とビクビクしていました。
彼とは結局、お別れをすることにしたのです。
フキハラは身近にあるもの
フキハラは特別な人に起こることではありません。
あなたの身にも起きる可能性の高いハラスメントです。
そして、同じくらいに加害者になる可能性も少なくありません。
このような特徴を持つ人は、フキハラをしてしまう可能性が高くなっています。
そして、このような人はあなたの周りにも存在するのではないでしょうか?
また、女性の場合はホルモンバランスが乱れることによって、感情の起伏が激しくなる人も少なくありません。
あなたがこのようおな特徴に当てはまっていないかも、チェックしておくといいでしょう。
フキハラって何?恋人と関係を続けるために知っておくべきこと
では恋人間で起こるフキハラはどのようなものなのでしょうか?
あなたが今、不快に思っていることが当てはまらないかチェックしてみましょう。
フキハラを改善する方法もいくつかあります。
恋人と良い関係を続けるためにも知っておくと良いですね。
フキハラとは
フキハラとは不機嫌ハラスメントの略で、その人のイライラなどの不機嫌を周囲の人に態度や言葉でぶつけ、相手に不快な思いや威圧感を感じさせる行為です。
フキハラをしている人には、自覚をしてしている人と、無自覚の人がいます。
恋人が気に入らない出来事が起こった時に、あなたに対して不機嫌をアピールするような態度を取ったり、言葉をぶつけたり、あなたでなくても、周りの人を威圧したりすることを指します。
「私が悪いことをしているのかな?」
と、いつも考えてしまうのならば、それはフキハラかもしれません。
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メカニズムがわかりやすく、自分がフキハラをしていないかというチェックにも役立ちますよ!
フキハラを感じているけれど、具体的に表現することはなんだか難しい。
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フキハラとモラハラは違う
フキハラは、感情を制御できずに周囲に当たり散らし不快な思いや威圧感を与えることだと先ほど説明しましたが、混同されがちなのが「モラルハラスメント」略してモラハラです。
モラハラとは、人格や能力を否定したり、無視したり、孤立させたりすることで、相手の自尊心や自信を傷つけること。
例えば、ミスを指摘してバカにしたり、意見を聞かなかったり、仲間外れにしたり無視をすることで、相手にダメージを与えます。
どちらも誰にでも起こりうる問題で、被害者はストレスや不安を感じるでしょう。
しかし、フキハラは感情の発散であり、相手を攻撃する意図はない場合が多いのです。
無自覚で行っており、指摘されて気づいたというケースは少なくありません。
一方、モラハラは相手を精神的に追い詰めることを目的としています。
追い詰めた先に、相手をマインドコントロールするような状況に陥れることが多いです。
そのため、フキハラは対話や理解で解決できる可能性がありますが、モラハラは被害者が自己防衛や第三者の介入を求める必要があります。
このように、フキハラとモラハラは違うものですが、どちらも放置してはいけません。
もし自分がやフキハラやモラハラを受けていると感じたら、早めに相談したり、対策したりしましょう。
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恋人のフキハラを改善したい!解決方法は?
私の場合はフキハラを長期間耐えていたので、お別れをすることになってしまいましたが、なるべくならそのような結末は避けたいですね。
恋人のフキハラを改善する方法を3つご紹介します。
相手に伝える
まずは、自分の気持ちや考えをしっかりと持つことが大切です。
相手の不機嫌に振り回されず、自分の感情や意見を大切にしましょう。
次に、相手に伝えることです。フキハラをされたときは、その場で「それは嫌だ」「不快だ」と言ってみましょう。
相手が驚いたり怒ったりするかもしれませんが、あなたの気持ちを伝えることは正しいことです。
また、落ち着いたときに、「フキハラをされると辛い」「どうして不機嫌なのか教えてほしい」「一緒に解決しよう」と提案をするといですね。
相手が反省したり協力したりするかもしれませんし、しないかもしれませんが、あなたは自分の気持ちを尊重することができます。
恋人のフキハラは、放置しておくと関係が悪化してしまいます。
自分の気持ちや考えを持ち、相手に伝えることで、フキハラを改善する可能性があるのです。
第三者に相談して間に入ってもらう
恋人からフキハラを受けていることを、信頼できる友人や家族に話してみましょう。
勇気がいることかもしれませんが、恋人が怒りっぽい性格の場合、冷静に話し合いができない可能性があります。
相談をしておけばその人に、恋人と一緒に話し合うときに立ち会ってもらうこともできます。
第三者がいると、恋人も自分の態度を客観的に見直すきっかけになるかもしれません。
トラブルになりにくいというメリットもあります。
話し合うときは、自分の気持ちや感じたことを伝えましょう。
「あなたが不機嫌だと私も不安になる」「あなたが私に冷たくすると傷つく」など具体的に言ってみましょう。
相手の非難や責めではなく、自分の感情や要望を伝えることが大切です。
そして、相手の気持ちも聞いてあげましょう。「どうして不機嫌になったの?」「何か悩んでいることがあるの?」など優しく尋ねてみましょう。
相手が不機嫌な理由がわかれば、一緒に解決策を考えることができます。
恋人のフキハラは、放っておくと関係が悪化する可能性があります。
でも、第三者に相談したり話し合ったりすることで、改善するチャンスがるのです。
距離を置く(別れる)
距離を置く(別れる)という方法は、最後の手段です。
不機嫌ハラスメントは、相手が自分の感情をコントロールできないことや、自分の欲求を満たすことしか考えていないことが原因です。
そのため、話し合おうとしても、話が嚙み合わなかったり、理解が得られない場合があります。
そして、あなたが相手に依存してしまったり、自分を責めてしまったりする場合も考えられるのです。
せっかく一緒にいるのに、あなたがつらい思いばかりしていることはよくありません。
話し合いで解決ができないと分かった場合は、自分の気持ちや価値観を大切にして、相手から距離を置く(別れる)ことが必要です。
では、どうやって距離を置く(別れる)ことができるのでしょうか?
まずは、自分の気持ちや考えを整理することです。
不機嫌ハラスメントを受けているときは、自分の感情や思考が混乱していることが多いです。
そのため、日記を書いたり、友人やカウンセラーに話したりすることで、自分の状況や問題点を明確にすることができます。
次に、相手に伝えることです。
不機嫌ハラスメントを受けている女性は、相手に対して怒りや恐怖を感じていることが多いです。
そのため、直接会って話すのは難しいかもしれません。
しかし、メールや電話などであれば、自分の気持ちや意思を伝えることができます。
相手に伝える際には、「あなたの不機嫌ハラスメントによって私は苦しんでいます。私はあなたと距離を置く(別れる)ことに決めました。これ以上連絡しないでください」というように、はっきりとした態度で伝えることが大切です。
不機嫌ハラスメントを受けている人は、相手に対して未練や罪悪感を感じていることが多いです。
そのため、相手からの連絡に応じてしまったり、復縁したくなったりすることがあります。
しかし、それは自分の幸せを遠ざけるだけ。
そうならないためには、相手からの連絡を無視したり、ブロックしたりする勇気も必要なのです。
恋人のフキハラを相談できる!
「恋人のことを相談したいけれど、フキハラは自分の周りの人には言いにくい」と感じていませんか?
身近な人に相談しにくいと思うケースは少なくありません。
デリケートな問題なので秘密が守れて、適切な回答が欲しいですよね。
フキハラを相談したことが恋人にバレて逆上される…なんてことは避けたい!
恋愛のお悩みは恋ラボにおまかせ!
恋ラボでの相談は匿名でできるので、あなたの周りの人に知られる心配がありません。
秘密厳守を徹底しているので「相談内容がどこかから漏れてる!」ということが無くて安心。
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解決方法はきっとあります!
最後に
フキハラは誰にでも起こる可能性のあることです。
恋人の顔色をいつも気にしたり、機嫌を気にしていなければならない関係が続いているときは、一度冷静になって状況を見てみましょう。
恋愛は幸せになるためにしており、どちらかが常につらい思いをしなければならない状況は間違っています。
あなたは幸せになる権利があるのです。
恋人と話し合い、恋人が改善する姿勢を持てば、ふたりで乗り越えることもできます。